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SEEDの影忍

 

時はC..(こずみっく・いら)七一年。時代は戦国、動乱の時代の只中にあった。

血のバレンタインに端を発した地球連合とプラントとの争いは、宇宙はおろか地球各地にまで拡大。太平の世は一変して累々たる屍たちの並ぶ地獄と化した。

まこと戦乱の世であった。

 

 吐息さえ凍りつくほどに冷たい漆黒の宇宙。それを駆け抜ける影が一つ。その影は影であって影にあらず。暗闇色に全身を染めてはいたが、紛れも無くそれは人型機動兵器、すなわちMSであった。

「やはりつけられている…」

 影とみまごうその機体は、虚空を漂う岩石群のなかに身を潜めた。周囲を注意深く探る影。センサーには何も映ってはいないが、何者かが跡をつけていることはそのかすかな気配で感じ取ることが出来た。

「正規軍ならとうにまいているはず…。まして身を隠す必要もない。やはり忍か?」

 一般のMSでは考えられぬほどに明度を落とした暗い操縦席には、機体色同様に暗闇色に塗られた宇宙用操縦者服に身を固めた男が息を殺して乗っていた。この者の名はガリョウ。やはり忍である。

 ふいに背にしていた岩石の後ろから気配を感じる。ガリョウはしばし様子を伺いながら、機を見ると一気にそこから離れる。刹那、岩石の背後に潜んでいた岩肌色のジン、忍用に不要な装飾、装備を排し、忍刀のみを得物とするそれが、一度に三機躍り掛かる。

「ちぃ!」

 一度に振り下ろされる三振りの刀を掻い潜り、影は疾風のように込み入った岩石群をかきわけて走り去る。しかし相手もさるもの、一時ほどの間、距離を開かせる事なく常人の目では追えぬ速度で、ぴったりとその跡を追跡して行った。

「ちぃ、仕損じたか!」

 やがて追撃を一時断念した彼らのうちの一機、参の文字を胸に描いた機の操者が吐き捨てた。だがそれを弐の文字の操者がなだめる

「止めておけ、参」

「ですが兄者!」

「奴こそは噂のSEEDの影忍。そう易々と討てる相手ではないわ」

 壱の文字の長兄が参を諭した。

「SEEDの影忍!あやつが…」

「あやつの機体、大いに忍びの装備に手を加えられてはいるが、まごう事なく連合の新鋭機。ザフトの手にも渡ったと言うGよ」

 

 ガリョウの駆る機体。それは連合の秘匿兵器、Gシリーズの一つデュエルが原型であった。このデュエルは装甲こそ連合の最新技術の粋であるPS装甲ではなかったが、中身そのものはザフトに強奪されたそれと全く同じ物であった。

ヘリオポリスが襲撃される一月ほど前に、ガリョウの同門の忍に奪われ、その存在とデータがザフトに売られた。ザフトのクルーゼ隊がヘリオポリスの襲撃を決定したのもこの情報によるものである。その者は途中の内紛で負った傷が元で息絶えたのだったが、そのデュエルGは影忍として作りかえられ、ガリョウに託されていたのだ。

「だが、このまま逃がす訳にもいくまいよ兄者!」

「それはわかっておる…。弐よ、きやつが逃れたのは巳の刻の側であったな?」

「おうよ」

「確か無人のプラントが近い。網をはるか…」

「そこだ兄者!先回りと行こうぞ!」

「おうよ!」

 この周囲の地理に詳しい彼らは、音も無く、そして瞬く間にその場から姿を消していた。

 心を刃で隠して忍書く。その主とした役割は古の時代と同じく、兵力撹乱・暗殺、戦場においては要塞攻めを最も得意としていた。

 この戦国の時代、忍者は最も活躍したと言われているが、彼らの常人、あるいはコーディネーターさえ超えると言われたその超人的な技量は、あくまで闇に閉ざされていた。

 

「バッテリーの予備は残り一刻分…。そろそろ補給を受けねば」

 操縦席のモニターにはバッテリーの残量が表示されていた。PS装甲ではないため、その活動時間は本来のデュエルと比べれば格段に長くなっている。それに忍の持てる秘蔵の技術を用いて改良を加えているため、その活動時間は本来の数倍にも達していた。

だがそれでも、核動力と比べれば格段に活動時間は短い事は否めない。移動補助用と電力供給パネルを兼ねた凧型の補助装置もあるのだが、このような急がねばならず、秘匿性も重視される状況下では使うこともままならない。そこで彼ら忍びは各々が予め、人目につかない場所に補給用のバッテリーを隠しているのである。そしてガリョウが向かっていたのも、そんな場所の一つである放棄された無人プラントであった。

隔壁に張りつくガリョウ。ゆっくりとバッテリーを隠してある場所に近づいていく。

「奴らの狙いはこの密書…」

 ガリョウはその懐に収めていた密書を取り出した。

 その密書は、巻物に姿を変えたナチュラル用のMSのOSであった。ザフトのMS開発者の一人が、己の腕を証明せんと書き上げたもので、これを組み込んだMSはナチュラルの幼子でも手足のように動かせたと言う驚くべきものであった。無論このようなものが連合の手に渡ってしまえば、ザフトの優位など一夜にして吹き飛んでしまうであろう。故に秘中の秘としてその存在は隠されていたのだった。

 だが、そのOSを書き上げた者は己の会心の作をそのまま封印されることに耐えられなかった。その者は己の腕を見せんがため、それだけのために同胞を裏切り、連合に向けて己の書き上げたOSのプログラムを忍、ガリョウの親しい者に託したのだった。

 しかしそれを見逃さぬザフトではなかった。たちまち極秘裏に網を張り、激しい追撃の末にガリョウの友人は命を落としたのだった。正規軍はそのものを爆殺したことで密書をも焼き払えたと判断していたが、そうとは見なかったのがザフトに組する忍であった。彼らはその密書を見つけ出し報酬を得んと、その足取りを追い、ついにガリョウの元まで辿り着いたのだった。

「友よ、我が命にかえても必ずやこれを連合の本陣に…!」

 壁面を蜘蛛のように這いながら進むガリョウ。だが、指先から伝わるかすかな振動が、何物かが近づいている事を彼に伝えた。

「動きを読まれた?!相手は手慣れか!」

 隔壁を滑るように近づいてきたのは、先ほど交えた相手であった。

 影忍は腰を低く保ったまま、背負った刀を抜き放ち、一太刀にせんと飛びかかる。しかし、相手は一機だけではなかった。如何なる手段を用いたか、一機に見せかけていたそれは三機に弾け、同時に襲いかかったのだ。

「ちい!」

 この姿勢で三機同時の攻撃を回避する術は、さしものガリョウにもなかった。だが、影忍には秘中の秘である奥の手があった。

「手応えあった!」

 参は嬉々と叫ぶ。

「待てい!様子がおかしいぞ!」

 弐は異変に気が付いていた。

「あやつに刃が通っておらぬ!奴めまさか!」

 三機から同時に切りつけられた影忍であったが、装甲の幾つかはともかく、肝心な場所への損害は受けていなかった。そう、影忍は極々僅かな部分に密かに手に入れたPS装甲を用いていたのだ(両手の肘、足の皿、踵。そして操縦席回り)。攻撃をかわせないと見たガリョウはそれらの装甲を起動させ、意図的にその部位に攻撃を当てさせる事で三兄弟の攻撃を切り抜けたのだった。

「次はこちらの番だ!」

 影忍はその腰に下げていた袋を高々と掲げて中身を噴霧した。周囲の景色が徐々にぼやけ始め、やがて何が虚で何が実なのかさえ曖昧になっていく。

「おお!」

「な、なんじゃこれは?!」

「あやかしか!?」

「こ、これは!」

『ミラージュコロイド!』

 ミラージュコロイド。これは光を屈折させ、張り巡らした機体の姿を隠すのに用いられた。しかし本来、この状態を維持するには特殊な磁場を巡らせねばならず、燃料消費もまた激しかった。そこで解析に成功した忍たちは、己のみの身を隠すのでなく、相手を撹乱させる為に、好んで幻覚剤をそれに混ぜて使用することを好んだ。

「まずいぞ!ここは風上じゃあ!」

「視界に頼れん!一旦散れ!」

 センサー類が利かなくなった彼らは、懸命にその場から逃れようとした。

 なおここで捕捉しておくが、風上・風下というのは太陽から吹き込んでくる太陽風、その方角を事を指す。

「うぬぅ!」

 同時に飛んだ三機であったが、真っ先に狙われたのは動きが未熟であった参であった。彼は完全に後ろを取られていた。懸命に離そうと飛びまわるも、ぴったりとその名の通り影のようにまとわりついた影忍から逃れる事はできなかった。

「あ、兄者ぁ!」

 逃れられぬと真後ろに刀を振りぬいた時が参の最後の時だった。逆に隙だらけになった真正面に回り込まれ、一刀の元に真っ向から両断されてしまったのだ。名だたる刀匠が鍛えた業物である影忍の愛刀サミダレの威力は絶大である。

「まずは…、一匹!」

 参を始末した影忍はそのまま姿を隠し、機をうかがう。無論他の二機の姿はここには無く、彼らもまた次の機会をうかがっているはずだった。

「兄者、参の奴が討たれたようじゃ」

 弐が長兄である壱に告げる。だが壱はといえばまるで動じる様子も無い。

「背後から切られるとはな…。あの腕ではいずれ命を落としたことだろう」

「だが仇を討たねばなるまいぞ?」

「その必要もない。我等が一族は弱き者は必要とせぬ」

 彼らのヘルメットに記されていたのは炎の紋章。すなわち、古より闇に生きてきた不知火の一族であった。旧二〇世紀の後期に一度決起したものの、大和政府に敗れて以来表舞台に立つことを諦め、統一された意志も無く細々と忍の技術を伝えていた。そして人類が宇宙に進出してからもその技術と忍術を合わせた技を持って、この時代にも一族の名を伝えていたのであった。

「しかし密書は奴めが握ったままぞ?」

「かまわぬ。元々ザフトに恩義も義理もない」

「だが仇は討たねばなるまいて」

 そう言い残すと弐は音も無く影忍を求めて飛び出していった。

「勝手にしろ…」

 何を思うのか、壱は一人その場に座り込んだままであった。

 

(敵は多勢。故に本来こちらから切り込むのは得策ではないが…、時間がない!)

 ガリョウは這うようにしながらも残る二人の敵を求めていた。如何に消費電力を削ろうとも所詮蓄電池方式で動かねばならない身である。その電力は刻々と失われてゆく。まして夜通し駆けた身であるから、残された稼働時間もあと僅かになっていたのだ。

 推進剤を使わず、指で這うように外周をめぐる影忍。ふいにその指先が毛髪ほどの線に触れた。刹那、周囲に仕掛けられていた爆薬に引火。辺りはたちまち火の海になった。

「あの程度でくたばりはすまい!」

 弐は炎上するその一帯に姿を現した。仕掛けておいた高性能爆薬は赤々と周囲を照らし出す。しかし動くものなど何一つ見出す事は出来なかった。

「そこか!」

 弐は膝に装備されていた八方手裏剣を炎の中めがけて投げ放つ。するとそこから弾丸のように飛び出すものがあった。影忍である。

「炎の中に身を潜めようと、我の目は誤魔化せぬ!」

 影忍は一転して攻勢に打って出た。十字手裏剣を繰り出し、飛びかかって急所を狙う。だが敵もさるもの、手裏剣を刀で跳ね返すと影忍の一撃を避けて手投げ弾を投げ返してきたのだった。

「我は一族きっての爆薬使いよ!先ほど斬られた参と同じと見るなぁ!」

 手投げ弾を畳の替わりの外壁返しで防ぐと、攻撃を諦めたのか影忍は一目散に逃げ出した。無論弐はその後にピタリと張りつく。

「どうした、逃げてばかりでは勝てぬぞ!」

 一方ガリョウは周囲の様子を伺いつつ、再び打って出る機会を狙っていた。ピタリと背後につけられながらも、冷静さを失わず状況を的確に見定めることができるのは、彼がそれだけ優れた忍ゆえの事である。

(あれを使えば!)

 一瞬視界に相手の仕掛けの線が掠めたのをガリョウは見逃さなかった。意図的に速度を落として立ち止まると、刀を構えて迎え撃つ。

「逃げ切れぬと悟ったかぁ!」

 無論仕掛けた本人は、己の仕掛けの位置を知らぬ訳ではなかった。影忍の背後に仕掛けがあることは当然分かっている。それ故に彼は影忍を追い詰めたと踏んだのだった。

「死ねぃ!」

 影忍目掛けて弐は飛び掛る。その直後影忍は大きく飛びあがった。勢いの付きすぎた相手を自滅させようという策である。

「見抜けぬとでも思ったかぁ!」

 あと僅かというところで急停止すると弐はその勢いで直上目掛けて飛びあがった。距離は至近。一撃のもとに仕留めんと刀を突き上げる。

「?!」

 目も眩む閃光が辺りに走った。影忍は至近距離から閃光弾を使用したのである。強烈な光に打たれて弐の目はたちまち暗闇に包まれた。

「終わりだ!」

 影忍は弐の背中を踏み台のように一蹴りした。勢い良く真下に叩きつけられる弐。そしてその時、彼が仕掛けた線に触れたのだった。

「あ、兄者ぁ!」

 まともに爆風に晒された弐。もちろん忍用に軽量化され装甲を薄くしてあるジンに耐えられるものではなかった。五体はバラバラになりはて、断末魔の悲鳴を残して弐は散華した。

「…、何故黙って見ていた?」

 炎の向こうにうっすらと見えるゆらめきにガリョウは問うた。

「貴様の腕前見せてもらった」

 やがて消え去った炎の向こうにいたのは、胸に壱の文字が記されたジンであった。

「密書やら仇討ちやらはどうでもよくなってな…。お主、このワシと手を組まぬか?その腕、このまま野に晒すのはあまりにも惜しい」

 壱の男は油断させる為の策略としてではなく、本心からそう思っているらしかった。

「何故だ」

「簡単なことよ。弱者は消え失せ強者のみが生き残るのが我ら忍の道。今はザフトが優勢なれど、先はまだ見えぬ。故に組もうというのだ」

 腕の立つ者同士の衝突を避け、むしろ逆に手を組む事でこれからの動乱の世を渡っていこうというのがこの男の腹であった。だが、ガリョウは首を縦には振らなかった。

「惜しい腕だが…、やはり斬らねばならぬか!」

 言い終わるや否や壱は刀を抜いて襲い掛かってきた。反射的に刀を構え迎え撃つガリョウ。だが壱の恐るべき攻撃速度は、これまで打ち倒した二人とは段違いであった。かろうじて急所はかわしたものの、その一撃で肩の装甲の半分が切断されていた。

「どうした、この程度も見きれぬのか?!」

「早い!何という動きなのだ?!」

 そのジンの速度は圧倒的だった。恐らくは相手もまた微量にミラージュコロイドを撒いて目くらましにしているのであろうが、そのような小細工が問題なのではなかった。あまりの早さにセンサーが相手を捕捉できなかったのだ。

「フハハハ。どうしたどうしたどうしたぁ!」

 右と思えば左、左と思えば上。変幻自在に四方八方から襲い来る壱のジンの前に、さしもの影忍も徐々に五体を刻まれて行った。

(駄目だ!一体どうすれば?!)

 その時、閃光のようにガリョウの頭に閃くものがあった。それは修行時代に師から告げられた言葉だった。

「目だけに頼るな!全身で感じ取るのだ。そしてそれを極めればやがて心眼をも会得できる。ゆめゆめ忘れるでない!」

 目に見えぬ相手と対峙した際での対処法がそれだという。無論常人に出来る芸当ではなく、例え忍であってもその領域に辿り着けるのは一握りもいる訳ではない。だが、ガリョウは師のその言葉に全てを賭けた。

「全身の感覚を研ぎ澄まし、心眼に到る!ならば!」

 ガリョウは影忍のメインカメラの電源をあえて落とし、瞳を閉じて全神経を刃の先以上に研ぎ澄ました。

「馬鹿め!観念しおったか!」

 メインカメラの電源が落ちたことを見取った壱はそのまま背後から一気に斬りかかってきた。

「!」

 ふいに背後からの気配を感じ取ったガリョウ。メインカメラの電源も落ち、他のセンサーも宇宙空間では殆ど役には立っていないはずである。しかし、研ぎ澄まされた彼の感覚は確かに相手を捕らえていた。そして相手がもう一撃を仕掛けてきたとき、彼の心の水面上で種子が大きく弾けたのだった。

「見えた!心の種子の一弾き!」

 その瞬間、影忍に備わっていたもう一つの機能が目を覚ました。胸部装甲の下に隠されていた巨大なセンサーが姿を現したのだ。そして同時にコックピットのメインモニターが赤々と輝き、全周囲の全ての情報が映し出される。これこそ、操縦者のSEEDの覚醒に応じて開放される、影忍の真の姿であった。

「もはや逃しはせん!」

「何とぉ!」

 虚空を一閃したかと思われた直後、どうと倒れ伏したのは壱のジンであった。致命的な一撃であったため、もはや助かる見込みは無いであろう。

「ふふふふ…、見事。と言いたいが。こっけいな話よのう…」

 火花が飛び散り爆発寸前の操縦席。息も絶え絶えになりながらの男の言葉に、ガリョウはじっと聞き入っていた。

「ワシら雑兵がきばったところでどうにもなるわけでなし…、天下がどうなるわけでなし…」

「諸行…、無常」

「如何にも、な・・・」

 そう最後に微笑を残すと、ジンは二人の後を追うように炎の中に沈んで行った。ガリョウは瞳を閉じ、小声で念仏を唱えると、彼もまた何処とも無く闇の中に帰って行った。

 

 C..七一年。この戦乱の末期になって連合は、懸念であったOSの問題を解決させ、圧倒的な生産力を背景に数多くのMSを繰り出し、形成を逆転せしめた。そしてその連合がナチュラル用のMSのOSに正式に採用したそれは、同時期にようやく調整の終わったオーブ製のそれよりも上回る性能だったと言う。

 オーブ側はこの頃、歴史に名高いコーディネーターの天才少年によって改良されたOSを基にしたものを使っていたと言われ一日の長があると思われていた。しかし、オーブでの攻防戦においての状況を見るに付け、M1アストレイとストライクダガーの個体性能にはさほど差が無かったというのが当時の判定であった。

常識的に考えればアークエンジェルから情報らしい情報が得られていなかったはずの連合、すなわち北大西洋連合が何故それを凌駕する性能を持つOSを開発できたのかということが問題となっていたのだが、その開発には流出したザフトのOS技術が用いられていたというのが、当時のもっぱらの噂であった。

 だが、その陰に忍と呼ばれる存在が跋扈していた事、それ以前に忍なる存在がそもそも本当に存在していたのか、ましてフリーの傭兵たちでさえ極々一握りの者たちだけが保有していたと言うMSを、そんなあやふやな者たちが所有していたのかを証明する資料は何一つ残されてはいない。


あとがき――自作自演でツッコミ――

 

Q1 どこかで見た事があるような内容なのですが?

A1 タイトルから分かる人には分かると思いますが、そのまんまGの影忍のパクリです()

 

Q2 SF考証もデタラメですけど?

A2 オリジナルはU..の世界観でのお遊びだったわけですが、私の方は内容はともかく設定として、半分は本気で本編に合わせて考えてあったりします。作り手側はどういうつもりであったにせよ、実に穴の多い作品でしたからね、TV本編のSEEDは()

 

Q3 そもそも忍術も大間違いのような気が…

A3 参考にしたのは元ネタと脳内からなので、大間違いで当然です()

 

Q4 主人公がSEED発動しちゃっていますけど?

A4 TV本編ではキラやアスランはともかく、ラクスやカガリまで種が割れていますので、気にしなくても全然大丈夫です()

 

Q5 主役機のモデルは?

A5 これは文中でも触れた通り、デュエルガンダム、そのプロトタイプを原型にしていると言う設定です。忍者ガンダムならどうしてブリッツではないのか?と思われる方もおられるでしょうが、これは一に元ネタであるGの影忍のデザインにデュエルが一番似ていた事と、姿を隠せるからといって安直にブリッツにしてしまったのでは話を書いていて面白くないからというのが理由です。だってブリッツだったら常時姿を隠したままで相手を傷めつければ良い訳ですからね。少なくとも主人公がやって面白い訳ではないので()

 

Q6 PS装甲はどこから調達したのですか?またミラージュコロイドは?

A6 装甲の一部にPS装甲が使用とありますが、これは“偶然”通りかかったヘリオポリスコロニーの残骸からデュエルのPS装甲の予備を発見し、回収できたからということにしてあったりします。ミラージュコロイドも同じような感じです。

また、ミラージュコロイドは、元ネタがミノフスキー粒子をデタラメに使っていたので、それの代用品という事で自然と矢が立ちました。宇宙世紀ではミノフスキー粒子で形成してあったビームサーベルが、C..ではミラージュコロイドの形成技術という設定になっていましたからね(アストレイの1/144プラモデル参照)。そういうわけでの代用品です。

 

 とまあ、Q&A方式で、さっと読まれた方が疑問に感じたであろう事を羅列しておきました。どれもこれも末尾に()を使っているのは、SEEDの監督の真似だったりするのですが、不快に思われた方どうもすいません。

 続きに関しては、書けるうちに書いておきたいところです。ゾイド小説でさえ止まっていると言うのに、他のジャンルにも手を出しているというのにSEEDに手を出してしまうというのがアレですが、平にご容赦を…。